1.屋上緑化の風圧
建築物の上は、通常の横からの風(正圧)に加え、建物に当たる風が上に撒きあがることに
よる風の力(負圧)がかかります。屋上の高さが高いほど、その力は強くなります。

屋上に設置する構造物・緑化に関しては、台風時や突風時の風の強さを考慮し、
それらが飛ばされないように、設置する必要があります。
<愛知県 風圧計算例>
1・Vo=34m/sの地域に高さ4mの建物の屋根の中央にかかる負圧は、84Kgf/uです。
またコーナーや周りは、それ以上の負荷がかかります。
それより、軽い基盤の場合は、固定の必要があり、風が入り込まないような、工夫をする必要もあります。

基準風速(Vo) (平12建設省告示第1454号)

(区分) 区域  
(一) 新城市 北設楽郡 豊田市(旧西加茂郡藤岡町並びに小原村及び東加茂郡旭町、足助町、下山村並びに稲武町の区域に限る)   数値30m/s

(二) 豊橋市 瀬戸市 春日井市 豊川市 豊田市(旧豊田市の区域に限る) 小牧市 犬山市 尾張旭市 日進市 みよし市 長久手市 愛知郡東郷町 丹羽郡 岡崎市(旧額田郡額田町の区域に限る)   数値32m/s

(三) 名古屋市 岡崎市(旧岡崎市の区域に限る) 一宮市 半田市 津島市 碧南市 刈谷市 安城市 西尾市 蒲郡市 常滑市 江南市 稲沢市 東海市 大府市 知多市 知立市 高浜市 岩倉市 豊明市 西春日井郡 清須市 北名古屋市 あま市 海部郡 弥富市 愛西市 知多郡 額田郡 田原市   数値34m/s

※愛知県では法第46条第4項表3の「特定行政庁がその地方における過去の風の記録を考慮してしばしば強い風が吹くと認めて規則で指定する区域」は定めていません。
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5.風対策
※お見積り時チェック事項
 1:方角 2:樹木倒木防止
1.芝緑化の場合
芝緑化は、高さがないために、正圧はかかりませんが、
緑化基盤には、建物から巻き上がる負圧がかかります。

建物1F屋根の部分にかかる負圧を考慮して、緑化基盤の設置をしなければ、なりません。
緑化基盤より下から、風が入り込まない設計と、アンカーボルト固定または接着固定を
行います。

上部の芝及び土壌については、きちんと生育している場合は、基盤資材に根が張りますので、
台風時でも、飛散の心配はないでしょう。ただし、植物の生育が悪く、枯れている場合や
土壌が乾燥している場合は、飛散することがありますので、「自動潅水装置」等を利用し、
乾燥しないよう注意する必要があります
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2.中高木緑化の場合
屋上緑化に、中高木を設置する際は、地面が深くないので、支柱を地中に差し込むことが
できません。「地下式支柱」の設置をして、倒木防止対策をする必要があります。
参考資料:藤田茂著「日本一くわしい 屋上・壁面緑化」
    :屋上開発研究会「屋上・ベランダガーデニングべからず集」より
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