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T.毛皮を着た男の子の話
=渡辺家3代目芝犬「愛之助」の話=
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よもやま話
tomoe エッセイ
2024-01記述
保護犬「愛之助」実家に来てからすぐの生後6か月の頃、ごはんを食べても戻してしまう状態が続いた。戻すのが辛いのか?ごはんを食べなくなった。心配な家族は、すぐに獣医さんのところへ。「これなら食べるでしょ」と、とてもお高い「缶詰」を薦めてくれた。確かに愛之助は飛びついたそうだが、でも戻してしまう。獣医さんは「おなかがすけば、食べるようになる」と言うだけ。でもお腹はとうに空いてるはず。その後、体重も減り始め、起き上がることもしなくなり、ぐったり寝てる。家族は見守るしかなく・・・。
 昔見た「むつごろうさん」のテレビ番組で「多くの犬と共に暮らしてた犬が、一人で引き取られたあと、ごはんを食べられなくなり、元のところに戻したら、元気になった」というのを見たことがある。 このままだと、「愛之助」も元居た施設に戻すことになるのか?
 私は、いても立ってもいられなくなりネットで、調べまくり。そこには「幼犬の体重が減ることは危険。なんでもいいので、食べさせる事」とあり、またまた不安が増した。 そこで考えた。
 食べたものを戻すという事は「腸内環境が、悪くなっているのでは?」その時、私の頭の中に浮かんだのは「ヨーグルト」。しかし獣医さんからは、乳製品はNGと言われてた。又ネットで調べまくり、そしたら「ヨーグルト」OKという獣医さんの話が載っていた。
 少量なら危険は無いだろうと、指先に少しだけ「ヨーグルト」をのせて、愛之助の鼻先に持っていった。
 横にぐったり寝たまま、恨めしそうな目で、私を見てた愛之助が「なんだそれ?うまいやんか。」と言わんばかりに、私の指先をべろべろべろっ。
「いいかも」と思い、ミキサーで砕いた幼犬用ドックフードをヨーグルトで混ぜ、少し食べさせてみた。
 様子を見守ったところ戻す気配無し。そして「もっと欲しい」と私を見つめた。
 その後「ヨーグルト入り粉砕ドックフード」を適量ずつ与えたが、戻すことなく、体重も増え始めた。
 これで、一緒に暮らしていける事がわかり一安心。
 今では、なんでも食べる「食いしん坊」の愛之助。
 ヨーグルトも毎日少量づつ、食べ続けている。
 思うに、愛之助は、突然友達から引き離され、神経質になり、腸内細菌の乱れで、食べたものを受けつけない体になっていた気がする。
 どうして獣医さんは、原因を考えてくれなかったのだろうか?獣医さんだけでなく、人間の現代医学においても、病になった原因を考えてくれるお医者さんは少ない・・・・・。2024-01記述
大型犬になりそうな「愛之助」のダイエットに続く
=伝えること=
緑文化が出来ること
■「土と内蔵」
 愛之助 1.【ヨーグルト】