Ⅰ.毛皮を着た男の子の話
=渡辺家3代目芝犬「愛之助」の話=
「愛之助」が渡辺家に来てから約5年、近所の方々に「大きな芝犬だね」とか「足の長い柴犬だね」とか、いろいろ言われる。2代目「こころちゃん」と比べると、かなり大きい。耳も大きく顔に黒毛が混ざり、映画の「ピーターラビット」に似て野生っぽい。態度も似てる。自分にやさしくしてくれる人(うちの場合パパ)に抱かれ、なでてもらっている時、薄目を開けて自慢してるような顔つきは「ピーター」にそっくり。
そんな愛之助。食べる事には目がない。与えられる物、与えられてない物、何でも食べる愛之助。ごみ箱あさりから始まり、ダイニングテーブルに手をかけ目の前にちょうど見える皿の上のトーストを丸ごとパクリ盗み食い。ちなみに「こころちゃん」はテーブルに届かなかった。これはまずいと食事の際はケージに入れられることに。
しかしパパがトーストを食べ始めると、その匂いをかぎつけ「欲しいコール」わけのわからない言葉で文句を言い、やさしいパパにアピール。パパはかわいさ余って自分のトーストを分け与える。そして他の家族は「愛之助」に気に入られたいばかりに、おやつを頻繁に与える。おかげでお尻あたりがふっくらし、走り方もドシドシ。体重を測った。通常芝犬は8~12キロが目安サイズ。愛之助はなんと17キロになっていた。 愛之助は血統書のない保護犬の柴犬。貰った当初、毛色は確かに柴犬だが耳や鼻や手足が大きくシェーパードに似ていた。まあ「シェ・芝」という犬種があるならば、多少大きくても仕方がないと思っていたが、今の状態はどうも太り気味の様。成人病を発症する前にダイエットを始めることに。食事量を減らすのは、かわいそうなので「置き換えダイエット作戦」今までのドックフードと同量の「キャベツの中に肉を少量入れ煮込んだ野菜スープ」を夕飯に。野菜も大好きな「愛之助」は、いつもと違うごはんに戸惑う事もなく「ガッツガツ」と喜んで食べた。そして朝パパからもらうトーストはキュウリに置き換え。それも喜んで食べ、おとなしくなる。パパは勘違いしていた。愛之助は「トースト」が好きだった訳ではなく、愛するパパから、おやつがもらいたかっただけだった。そして愛之助に愛されたい他の家族が与えるおやつも「ビスケット」から「煮干し」に置き換え。約3か月後、体重は17㎏から14㎏に減量成功。走る姿も軽快に。が、スムーズすぎる減量に不安が・・「このままこれを続ければ、痩せすぎてしまうのではないのか??」と私がひとこと。その一言は、まずかった。「愛之助」が瘦せすぎては大変とばかりに家族全員がごはんやおやつを増量。またまた太り始め、あっという間に15kg超。家族全員おっさん顔の保護犬「愛君」が、かわいくて、しょうがない。「愛君ダイエット作戦」・・・どうなることやら。2024-02記述
■「土と内蔵」
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2024-02記述
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愛之助 2.【ダイエット】
=伝えること=